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シンガポールでHDB購入のプロセスを紹介

シンガポール生活

目次

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 内覧

 property guruで物件探し

property guruで自分の希望条件(値段、場所、部屋数など)を入力して探します。

気になる物件があれば、そのページの下の方に表示されてあるエージェントに連絡します。

既に売り手が決まってしまっている物件も中にはあるので、エージェントから返事が来るのは半々くらいです。

 エージェントからの返信内容

返事の内容は、いつ内覧出来ますか?HLEかIPAは終わっていますか?iseeued OTP。

大体この3つです。

1. いつ内覧出来ますか?と聞かれたら行けそうな日時を答えましょう。

2. HLEとはHDBにローンを組ませてくださいとお願いするもので、IPAは銀行にローンを組ませてくださいとお願いするものです。

これは申請してから数週間かかる場合があるので早めにと言いたいところですが、申請が                通ってから6ヶ月以内に家を買わなければ無効になってしまいます。

期限が切れたらまた申請すればいいだけなんですけどね。

このHLEとIPAがないと、ローンを組む場合は家は購入出来ないので先にしてから探し始                  めた方が良いと思います。

3. iseeud OTPとは、既にこの物件は予約されていますという意味で、買いたいと思ってい                 る人が約1000ドル支払いその物件を取られないようにしている状態です。

ただ確実に買うとは限りません。このOTPは支払いから2週間が有効期限でその間に買うとき               めなければ無効になり再び売りに出されます。

 家を決めたらその家を予約する

 約1000ドル支払い物件を予約する

気に入った物件があったら、エージェントに連絡します。

エージェントが来てくれるのでoption feeとして1000ドル払います。(値段は物件や相手オーナーによって違います。)

これを支払うことによって2週間の間は誰にもこの物件を取られることはありません。

自分にだけ買う権利が得られます。

その2週間以内に、買います!と最終決定をすれば買うのが確定します。

ですので、option feeを払った時点ではまだ確定していません。

そのまま何も言わずに2週間が過ぎてしまった場合はキャンセルしたとみなされて、物件は他の人に売りに出されます。

本当に気に入った物件だったら、内覧の時にoption feeも払わずにその場で購入を決めちゃえばいいんじゃない?と思うかもしれませんが、安心してください。

option feeは最終的にローンの頭金の支払いに回ります。つまりキャンセルしない限り損はしません。

 市場価値をチェック

次に家の市場価値を調べる為に、エージェントと一緒にHDBのサイトにアクセスして現在の市場価値を教えてくださいと申請します。結果が出るまでに10日くらい時間がかかります。

売りに出されている値段は確実に市場価値よりも高いですが、内覧時には市場価値を知ることは出来ません。

この申請には120ドルかかるので、先程の1000ドルと合わせて1120ドル支払いました。

なぜ市場価値を知る必要があるのかというと、売値と市場価値の差額は現金で払わなければいけなく、ローンを組めないからです。

この差額をCOVと言います。

例えば売値が50万ドルで市場価値が45万ドルの場合、COVの5万ドルは必ず現金で払わなければなりません。

CPFがあるからローンは現金がなくても払えるという人でも、COVは現金でしか払えないので、ある程度の現金は必要だということです。

 銀行ローンの契約

 銀行ローン

自分でHBDとCPFのウェブサイトにsingpassで入り、

HDBを現在保有していない証明のPDFと現在のCPFのPDFをダウンロードします。

それをローン担当の銀行員に渡し、ローンを組んでもらいます。

私はUOBの変動金利でローンを組みました。

銀行によって金利は違いますが、全ての銀行がHDBローンよりも金利は低いです。

今の銀行金利は約1.6%です。

ただ、銀行ローンの場合、頭金はローン額の25%以上と決まっています。

さらにその内の5%は必ず現金での支払いです。25%全て現金で払うことも可能です。

5%を現金で払った場合は残りの20%をCPFで払えます。

CPFで払えない場合は現金比率をあげるだけです。

先程も例を挙げましたが、売値が50万ドルで市場価値が45万ドルの場合、COVが5万ドル。

45万ドルのローンを組むことになるので、頭金はその25%の11万2500ドルです。

その内の5%の2万2500ドルは必ず現金での支払いでCPFは使えないということです。

つまりこの場合は、COV + 頭金の現金支払い分 で7万2500ドルの現金が最低でも必要です。

ローンの種類や年数は相談できます。

決まったらローンの契約書にサインします。

 HDBローン

HDBローンは固定金利で2.6%です。

銀行金利よりも約1%高いですが、固定金利なので支払額はずっと変わりません。

HDBローンの場合、頭金はローン額の10%以上と決まっています。

この頭金は全てCPFでの支払いが可能です。

ですので、CPFがあれば現金がなくてもHDBローンを組むことができます。

さらに、繰り上げ返済も可能です。

銀行ローンも繰り上げ返済は可能ですが、ペナルティーがあるので払う額は割り増しになります。

 エージェントを呼んで契約書の確認とサイン

option feeを支払い後、2週間以内で購入を決めたらエージェントに知らせます。

購入時に必要な契約書を持ってきてもらい内容を確認してサインします。

そしてExersise option fee 4000ドルを払います。

これは最初に払ったoption feeとの合計が5000ドルになるように支払います。

初めのoption feeが500ドルだった場合はExersise feeは4500ドルになります。

そしてこの合計5000ドルはローンの頭金の支払いに回ります。

 弁護士事務所へ

エージェントと一緒に弁護士事務所に行き、頭金の額やCPFと現金の割合、政府からの補助金を確認。

私の妻がシンガポール人なので、政府からの補助金は初めてのHDB購入(4万ドル)両親の家から4km以内でのHDB購入(2万ドル)の2種類の補助金が貰えます。

月々のローンの支払い(夫婦での割合、何パーセントずつ払うのか)と、CPFが足りない場合どこの口座から支払うのかを決めます。

 HDBのサイトで最終確認

HDBのサイトにアクセスして、自分の契約書のPDFを確認し、同意にサインします。

私の場合は全23ページありました。

ここまで終わればあとは指定された日に鍵を受け取るだけです。

 レノベーション会社を探す

家の引き渡しまでの間に、改修工事をお願いする会社を探します。

私は8社に相談しに行き、こちらの要求を伝えながら向こうがどのようなアイディアを出してくれるのか、そして値段を比べて1社に決めます。

レノベーションの内容によりますが、私の場合は3か月かかるそうです。

購入を決めてから、家の引き渡しとレノベーションだけで半年かかります。

誰も住んでいない物件だったり、すぐに出てくれる人なら引き渡しの時間は短くなります。

レノベーションもしない人ならさらに短くなるので、購入を決めてから1カ月以内に住み始めることも可能です。

レノベーションをする際の段取りに関する記事もあげておきます。

中古で購入したHDBをレノベーションさせるまで
シンガポールで中古HDBを購入したので、家の中をレノベーションして壁や床を取り替えました。 レノベーションをお願いした会社やかかった費用も紹介します。

鍵の受け取り

指定された日にToa PayohのHDBに行き、整理券を取り番号が呼ばれるまで待ちます。

売り手側と弁護士も同じ日を指定されて来るので、ここで鍵を直接受け取ります。

私は鍵を受け取ったらそれで終わりです。

特にサインをしたりもありません。

番号が呼ばれてからは5分以内で終わると思います。

ここまで終わったら、エージェントにエージェント代を振り込みます。

私の場合は家の価格の1%という契約でしたので、数千ドルを支払いました。

これでHDB購入の全ての手続きが終わりです。

まとめ

初めにproperty guruで家を探し、

そこに載っているエージェントの番号に連絡をして内覧にいき、

気に入ったらエージェントに知らせて、その後はそのエージェントの指示に従って色々な手続きを進めていけばいいと思います。

エージェント代は初めに聞いておいた方が良いです。

後になって家の価格の3%と言われるかもしれませんので。

これはあくまで購入までの流れですので、購入後にすることやレノベーションについては別の記事で紹介していきます。

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